太魯閣の山々は地形が険しく、さらに立霧渓の流れに削られています。寒原、矢竹草原、針葉樹林、針葉・広葉混生樹林、常緑広葉樹林、河川など数種の生態系を有しています。

蘇花公路176.4K地点にある崇徳トンネルの入り口そばにある展望台は一番の絶景ポイント。

北回帰線は、北緯23.5°を通って地球を一周する緯線で、熱帯と亜熱帯の境となっています。台湾で、最もはっきり分別できるのは、北回帰線より南の植物は熱帯気候に適したパイナップルと釈迦頭がメインであり、北の主な作物は亜熱帯気候の作物であるお茶と稲であることです。

日本統治時代に赤柯（タイワンアカガシ）を植林されて知られる赤柯山は、標高約900m、唯一無二の土壌と気候で玉里鎮の金針花（ワスレグサ）の生産地となりました。毎年夏になると黄色い花が盛りを迎え、園内の「赤柯三景」とともに、徐々に観光客が相次いで訪れる人気スポットへとなりつつあります。

雲山水はこの数年に新興した観光地区。花蓮寿豊に来たら、見逃せないスポットです。波がきらめく湖面は、時間や季節に伴い様々な相貌を見せ、人々を魅了してやみません。